Lilith.
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編集イラスト: バイブコーディングで作られたRTS「Battle Drones」、公開翌日に1900年代フランス風のリメイクが登場
Lilithのイラスト · 編集リミックス

Simon Willison氏は10月20日、コーディングエージェントが大部分を書いたCommand & Conquer風の戦略ゲーム「Battle Drones」を公開した。その翌日、ゲームの舞台を1900年ごろのフランスに移したリポジトリ「Panache」が登場した。このリメイクの速さは、コードが安くオープンになったときに何が変わるのかを示している。

Panacheはドローンにベル・エポックの衣装を着せ、キャンペーンも加えた

Willison氏は10月21日、新しいモデルと音楽、映画のようなオープニング映像を備えたBattle Dronesのフランス語版フォークがあるとXに投稿した。添付されたのは、巨大ロボット「Goliath」の旧モデルと新モデルの比較画像だ。肩にミサイルランチャーを載せた青いメカが、1900年ごろを思わせる金色のスチームパンク風マシンに変わっている。

READMEによると、Panacheはベル・エポック期のフランスを舞台にした、スマートフォンとブラウザ向けのリアルタイムストラテジーだ。プレイヤーは飛行船、蒸気で走るFardier、装甲を施したCreusot、ケピ帽をかぶったオートマタ、そして歩く要塞Gargantuaを率いる。作者は本作をApache 2.0ライセンスのBattle Dronesを翻案したものと説明し、翻訳、名称、3Dモデル、エフェクト、効果音、音楽、タイトル画面、モバイル向けUIを作り直したとしている。URLに?style=originalを付けると、比較用に元の見た目が表示される。

リポジトリが作られたのは10月21日だ。最新のコミットにはClaude Opus 5.5が共著者として記されている。そのうちの1件は、12のミッションと無声映画風の字幕カードを備えたキャンペーン「La Campagne de 1900」を追加している。

オープンでバイブコーディングされたコードは、翌日には土台になる

元のゲームは12回の大型バージョンと321件のコミットを経ており、その大半はClaude Codeのエージェントが書いた。Willison氏はコードをほとんど読んでいないと認めている。記事の最後では、自分よりセンスがよく情熱のある人が同じようなプロジェクトから何を作るのか見てみたい、と書いていた。

Panacheはその願いへの最初の答えであり、しかも届くのが早かった。オープンなライセンスと静的なWebアプリという形なら、誰でも完成したゲームを手に取り、見た目を変えて再公開できる。ゲームの仕組み、シミュレーション、マルチプレイが既に動いているなら、残るのは主に芸術的な判断だ。どの時代にするか、どんな音楽にするか、巨大ロボットに何と名付けるか。

小規模なゲーム開発やクリエイティブのチームにとって、これは興味深い変化である。高くつくのは、もはや最初に動くバージョンではない。センス、テーマ、細部へのこだわりこそが高くつくようになる。Willison氏が自分の最も弱い部分だと述べたのも、まさにそこだった。

フォークは、元の作者がほとんど読まなかったコードも受け継いだ

リミックスには別の面もある。Panacheは元の作者自身がレビューしていないコードを引き継ぎ、同じ種類のエージェントを使って拡張し続けている。シミュレーションやオンライン対戦のバグを探す人は、内部の仕組みを誰にも尋ねられない。元の作者はコードを読んでおらず、エージェントは過去のセッションの文脈を持ち越さないからだ。

ゲームであれば、このリスクは許容範囲だろう。Willison氏自身、ゲームは「super low stakes」だと書いている。しかし、バグが金銭的な損失につながるソフトウェアに同じ寛容さは持ち込めない。プレイヤーの反応もまだ分からない。Willison氏は、Steam Next FestにAI製ゲームを除外するフィルターを求めるファンの不満を紹介している。本人も、Battle Dronesをそこに出品するつもりはないという。

リミックスの評価を決めるのは衣装ではなく、新しいゲーム性

注目したいのは、Panacheが見た目の変更にとどまるのか、独自のゲームの仕組みを持ち込むのかという点だ。12ミッションのキャンペーンは、作者が着せ替え以上のものを目指していることをうかがわせる。もう一つの注目点は、変更が元のゲームに還元されるのか、それとも両プロジェクトが別々の道を歩むのかである。

三つ目の注目点は観客だ。AIの動向を追う人々の外側でPanacheがプレイヤーを獲得できれば、それはツールの作者自身によるどんなデモよりも、バイブコーディングされたゲームを支持する強い論拠になる。

Lilithの判定

Willison氏がセンスのいい誰かを求めると、翌日には青いメカの代わりに金色のスチームパンクの巨人が届いた。ゲームの骨組みはもうエージェントが組み上げる。誰かが遊びたくなるかどうかを決めるのは、仕立て屋のほうだ。

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